SUZUKI KASUMI

すずきかすみ 〈 ニット工房ハイジ 〉
うさぎ

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3月のあとりえ

昨年秋にはアトリエを飾りたいなと思っていた作品が、つい数日前にやっと仕上がりました。

冬と春が往きつ戻りつのこの季節に間に合って良かった。

体調不良の私を、気遣い、支えて下さったお二人のニッターさんに、こころから感謝しています。

 

着せたbodiをくるりと回してみたくなる3Dの面白さと、手仕事の繊細さを兼ね備えた作品は

着て下さる人のこころをきっとふんわり幸せにする、そう願っています。

 

 

 

 

 

 

 

Posted 3月 1st, 2024.

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2月のあとりえ

暖かな早春を愛でています。

庭の白梅も、枝垂れの梅も例年よりずっと早く咲き始め、良い香りに包まれています。

剪定を終えた薔薇たちは、まだまだこれから芽吹く準備をしています。

 

一足も二足も季節先取りで、満開の薔薇のジャケットを創りました。

少しレトロ感漂う、心躍る作品になりました。いかがでしょうか。

Posted 1月 31st, 2024.

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1月のあとりえ

新春のお慶びを申し上げます。

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

Posted 1月 1st, 2024.

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12月のあとりえ

暖かな冬の匂いがします。

世の中のファッションに少し阿ってジレを幾つか創りました。

それが実に優れモノか、着こなしの楽しさが無限に広がって、ワクワクしています。

控えめなテーラードのお襟が、畏まりすぎず、くだけ過ぎず、丈も自由で、forumも体系を拾わない。

おしゃれアイテムの超優れモノと実感しています。

 

師走の心もとないお忙しさにすこしほっとして頂けましたら嬉しいです。

 

Posted 12月 2nd, 2023.

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11月のあとりえ

秋が深くなりました。

遅れていた秋薔薇もゆっくりゆっくり蕾を膨らませ、咲き始めました。秋の花は花びらの色が濃く、香りも強く、

何より、あっという間に開花し散り急ぐ春の花に比べ、静かに長い時間、咲いていてくれるのです。

ひと花ひと花に語り掛け、お礼を伝えることができる、ロザリアン冥利に尽きる季節です。

 

ニッターさんが、長い時間をかけて新しい作品を作り上げて下さいました。

異なるゲージの模様たちを、ひと針ひと針、丁寧に、同じ心を保ったまま編み進めて。

飽きることなく、見つめ、触れ、作品を愛おしく思えてならないのは、そこに、かけがえのない時間が見え隠れするからかもしれない。

 

素敵な作品を、ゆっくり、創ろうと思う。

 

 

Posted 11月 1st, 2023.

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10月のあとりえ

幾つ年を重ねても、夏の終わりを感じるときは、こころが少しmelancholyになる。

他のどの季節にもない、ちくちくと切ない風がこころに吹くのだ。

バカンスを楽しんで、心が揺れる思い出作りをしたわけでもない。むしろ猛暑に疲弊し、中々吹かない秋風を

今か今かと待ち焦がれていたはずなのに。

Melancholyからの脱却には、この新しい秋をおしゃれして、うんとうんと楽しんで過ごすこと。

そして冬を越し春を待ち、今と同じ幸せのままの夏がきっと来ることを祈り、

新しい夏のセーターを載せよう。

 

 

Posted 10月 1st, 2023.

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9月のあとりえ

うさぎ模様のジレが完成しました。

ずっと前から、創りたかった作品です。

もしゃもしゃの極細ラメが利いたキラキラの草原を切り絵のうさぎが躍っている。あっちにも、こっちにも。

 

いつまでも残暑厳しく、へたばり気味の心身に、スパッとビタミン剤が投与された感じです。

そうだ、秋のコーデを整えよう。一足先にこちらから秋を迎えに行こう。

ある朝、突然、思いもよらない寒風が吹いて、秋支度が間に合わなくなったり、置いてけぼりになったりする昨今のわたし。

Posted 8月 31st, 2023.

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8月のあとりえ


暑中お見舞い申し上げます。

連日の猛暑、じりじりと焼けるような日差しが否応なく降り注ぎ、気の利いたご挨拶の言葉すら、浮かんできません。

一昔前の夏は、まだまだ夏を楽しむ余裕があって、お日様と対峙するそんなおしゃれを見つけたり、夕暮れの涼やかな風を纏ったり

心にも体力にも余力があったのかしら、

まあ、思考力持続し得るうちに、どうしてもお届けしたい 私からの心ばかりの涼。

水面を渡る風のギャザースカートにあさがを鉢の金魚のプル。どうぞ。

 

 

Posted 7月 31st, 2023.

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7月のあとりえ

夏の藍色が好きです。

「藍」を用いた藍染の青の濃淡は、どこまでも繊細で美しく、なんとかそれを糸と編地で表現したいと

長いこと考えていました。綿糸、麻糸、絹糸、それぞれの青の染料が競い合って、いい感じのジャケットが

仕上がりました。

梅雨明けの夏の日差しにきっぱりと潔く着たい。

Posted 7月 1st, 2023.

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6月のあとりえ

黒ゆきこ先生のセーター塾のお題は確か「陶器」でした。

乳白色の柔らかな陶器のお皿をモチーフにして、透かし模様の編地に、はめ込むように編み込んで、

最後に刺繡をさりげなく、ほどこしました。

春先になると、大切な保管箱から取り出して、眺めては又しまい込んでいるお気に入りの作品です。

今風のワイドなパンツにも合いそうですね、不思議、ニットには時間も価値も飛び越える楽しさがなんだか、ある。

 

 

一番花の薔薇仕事もひと段落、

大雨でその日に限っていらして頂けなかった生徒さんたち、来春こそはVIPです。

Posted 5月 31st, 2023.

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