SUZUKI KASUMI

すずきかすみ 〈 ニット工房ハイジ 〉
うさぎ

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7月のあとりえ

紫陽花の花色が鮮やかさを失いかけてきました。

やっと咲きそろった薔薇の2番花は連日雨に打たれています。

手がけていた麻のパンツに合わせたサマーセーターが仕上がりました。

少しずつ残った糸たちですが、それぞれが互いの個性を引き出して優しい大人を感じる一枚です。

着たいこころと編みたいこころに向き合って、創ることの楽しさを改めて知り得た時間になりました。

Posted 6月 30th, 2024.

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6月のあとりえ

遅咲きの薔薇もそろそろ終わり、雨の季節になりますね。

庭仕事のできない日は専ら糸たちと過ごしています。

麻のパンツに合うアースカラーのプルオーバーが欲しくなりました。

少しずつ残った糸たちと相談の末、

横縦ボーダーのプルに取り掛かっています。

それぞれの糸のゲージを正確に取り、後は算数の足し引きのみ。

育てる事と作ること、その経過にいることが何より楽しいと思えている。

Posted 6月 1st, 2024.

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5月のあとりえ

薔薇の5月になりました。が、

今年は桜同様、開花予測不能です。

お招きしているお客様にも日延べをお願いいたしました。

磯子教室は薔薇の会と合わせて優雅に楽しくお勉強。

晴れるといいですね、

美しい5月の始まりです。

早咲きのエレーヌジュグラリスと雨のダブルデイライトです。

Posted 4月 30th, 2024.

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4月のあとりえ

桜見に近くの通り沿いを歩きました。

そうね、未だやっと咲いてくれた花が数輪。いとおしくさえなる。

京都の桜守のお話を目にした。桜は、自分のちからで咲こう咲こうとしている。それがうれしい。と。

固い蕾がゆっくりゆっくり膨らんで、まさに今自分の有りったけのちからで咲くのだろう。この短い春を。

 

今月のあとりえは、出来上がったばかりの作品製図と編地スワッチを掲載させて頂く事にしました。

丸いモチーフの中にヨガするうさぎたちがポーズするジャケット。

きっと楽しい作品になると思っている。着る人も、見て下さる人のこころもほっこり暖かくなるような。

 

Posted 4月 1st, 2024.

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3月のあとりえ

昨年秋にはアトリエを飾りたいなと思っていた作品が、つい数日前にやっと仕上がりました。

冬と春が往きつ戻りつのこの季節に間に合って良かった。

体調不良の私を、気遣い、支えて下さったお二人のニッターさんに、こころから感謝しています。

 

着せたbodiをくるりと回してみたくなる3Dの面白さと、手仕事の繊細さを兼ね備えた作品は

着て下さる人のこころをきっとふんわり幸せにする、そう願っています。

 

 

 

 

 

 

 

Posted 3月 1st, 2024.

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2月のあとりえ

暖かな早春を愛でています。

庭の白梅も、枝垂れの梅も例年よりずっと早く咲き始め、良い香りに包まれています。

剪定を終えた薔薇たちは、まだまだこれから芽吹く準備をしています。

 

一足も二足も季節先取りで、満開の薔薇のジャケットを創りました。

少しレトロ感漂う、心躍る作品になりました。いかがでしょうか。

Posted 1月 31st, 2024.

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1月のあとりえ

新春のお慶びを申し上げます。

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

Posted 1月 1st, 2024.

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12月のあとりえ

暖かな冬の匂いがします。

世の中のファッションに少し阿ってジレを幾つか創りました。

それが実に優れモノか、着こなしの楽しさが無限に広がって、ワクワクしています。

控えめなテーラードのお襟が、畏まりすぎず、くだけ過ぎず、丈も自由で、forumも体系を拾わない。

おしゃれアイテムの超優れモノと実感しています。

 

師走の心もとないお忙しさにすこしほっとして頂けましたら嬉しいです。

 

Posted 12月 2nd, 2023.

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11月のあとりえ

秋が深くなりました。

遅れていた秋薔薇もゆっくりゆっくり蕾を膨らませ、咲き始めました。秋の花は花びらの色が濃く、香りも強く、

何より、あっという間に開花し散り急ぐ春の花に比べ、静かに長い時間、咲いていてくれるのです。

ひと花ひと花に語り掛け、お礼を伝えることができる、ロザリアン冥利に尽きる季節です。

 

ニッターさんが、長い時間をかけて新しい作品を作り上げて下さいました。

異なるゲージの模様たちを、ひと針ひと針、丁寧に、同じ心を保ったまま編み進めて。

飽きることなく、見つめ、触れ、作品を愛おしく思えてならないのは、そこに、かけがえのない時間が見え隠れするからかもしれない。

 

素敵な作品を、ゆっくり、創ろうと思う。

 

 

Posted 11月 1st, 2023.

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10月のあとりえ

幾つ年を重ねても、夏の終わりを感じるときは、こころが少しmelancholyになる。

他のどの季節にもない、ちくちくと切ない風がこころに吹くのだ。

バカンスを楽しんで、心が揺れる思い出作りをしたわけでもない。むしろ猛暑に疲弊し、中々吹かない秋風を

今か今かと待ち焦がれていたはずなのに。

Melancholyからの脱却には、この新しい秋をおしゃれして、うんとうんと楽しんで過ごすこと。

そして冬を越し春を待ち、今と同じ幸せのままの夏がきっと来ることを祈り、

新しい夏のセーターを載せよう。

 

 

Posted 10月 1st, 2023.

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