7月のあとりえ
白地に紺の水玉のブラウス、赤に白の小さなドットのサマードレス、紺地に白の水玉ワンピース、、、コットンのプリント生地だったり、機械編みだったり、水玉好きの母に着せてもらった1枚、1着を、鮮明に覚えている。
水玉は不変で、きっと永遠なのだと思う。
くも膜下出血の大病からもうすぐ4年、母のリハビリは、私との毎日の長電話。
少しずつ、少しずつ、やっと、記憶がとどまるようになってきた。
もう、半世紀にもなるというのに、母が着せた水玉は、まだ、しっかり、話のタネになる。
水玉は不変。手作りは永遠。