12月のあとりえ
2020年のカレンダーの最後のページになりました。
何か特別の括りを持った言葉でご挨拶を考えていましたが、只々不安と辛抱が交差した長い長い一年を暮らした思いが致します。
予期せず得た沢山の時間は、自分を知る時間、創作の原点に立ち返る時間でもありました。
糸に触れ、人差し指と親指でこよりを作るように確かめる。幾つも幾つも編み地をこしらえ、山にする
一つの作品が、生まれるまでには、寄り道したり、立ち止まったり、見え隠れするモノを手繰り寄せたり、沢山の試行錯誤が、隠れている
それをなさないと、良い作品は生まれてこないと信じている
着て下さる方にふわあっと、幸せを感じて頂けるような、そんな作品を、ゆっくり、丁寧に創りたい