2月のあとりえ
葉を待たずして咲く春の花は凛としたちからを持っている。
庭の白梅のすこし後ろ、サンシュユが開きだすと居ても立っても居られない。
身体が冷えるのも忘れて一輪一輪振り仰ぎ見入ってしまう。
米粒ほどの花たちが集まって一輪の黄色い花になる。
驚くのはそれから、その米粒たち全てが更なる花火をぱっぱっと咲かせているのだ。
点にも線にも描けないサンシュユの宇宙。
神様のなさる業の、あまりの、不思議。
葉を待たずして咲く春の花は凛としたちからを持っている。
庭の白梅のすこし後ろ、サンシュユが開きだすと居ても立っても居られない。
身体が冷えるのも忘れて一輪一輪振り仰ぎ見入ってしまう。
米粒ほどの花たちが集まって一輪の黄色い花になる。
驚くのはそれから、その米粒たち全てが更なる花火をぱっぱっと咲かせているのだ。
点にも線にも描けないサンシュユの宇宙。
神様のなさる業の、あまりの、不思議。